日本ハム斎藤佑樹投手(24)が、2年連続での一発サインに意欲を見せた。20日、2軍選手を中心に契約更改がスタートし、斎藤も今月中に契約交渉の席に着く見込み。「プロ2年目であまりよく分かっていないので…」と、真摯(しんし)に球団の評価を受け入れる心構えで臨む。

 ルーキーイヤーの昨季は故障離脱がありながら、先発ローテの一角を担って6勝6敗の成績を残し、倍増の年俸3000万円(金額は推定)で一発サイン。今季は開幕戦でプロ初完投勝利、4月には初完封と滑り出しは順調だったものの、シーズン後半の不振が響いて5勝8敗と昨季を下回る成績で終わってしまった。ダルビッシュ(レンジャーズ)が去り、投手力が不安視される中で開幕投手の大役をまっとうするなど、数字で測れない部分もあるだけに、本人も「どう評価されるのか分からない成績ですよね」と予想がつかないようだ。

 今月招集された侍ジャパンでは、右肩の違和感から投手陣でただ1人、登板機会がなかった。喜びと悔しさを十分に味わった2年目の佑ちゃん。注目の1軍の契約更改は、28日から始まる。【中島宙恵】