ソフトバンク内川聖一外野手(30)が福岡・豊前市での4日間の「山ごもりキャンプ」を終えた。「短い期間だったので大きく変わったというより、この時期にトレーニングをやろうとしたことが大事。基礎的なことがたくさんできた」。WBC出場をにらんだ早期始動で、収穫があったと口にした。

 あちこちに雪が積もる求菩提(くぼて)山の山道をランニング、ダッシュして体を鍛えた。「恥ずかしかったんで、見えないように2回くらい吐いた」というほど厳しいメニューを完走した。秋季キャンプで秋山監督から「肺も筋肉の一部だ」と言われたことにも発奮。「よっしゃ、やってやろうと思ったけど、久しぶりに目が回った」と苦笑いした。約10キロの山道を登り、頂上の神社に参拝。「来季1年間はけがしないで、自分の持ってるものがすべて出せますように」と、手を合わせ祈願した。

 “下山”の後はテレビ西日本の「DO!すぽ」(毎週土曜午後5時放送)に生出演。WBCについての質問に「松田、本多、内川とチームでいい雰囲気が作れていると思う。その雰囲気をそのまま(代表に)持ち込みたい」と話した。明日17日に自主トレを兼ねたハワイ旅行に出発する。