ソフトバンクのドラフト1位東浜巨投手(22=亜大)が、2段モーション“疑惑”にもオレ流を貫くつもりだ。27日、西戸崎合宿所のブルペンで最多の51球を投げた。後半31球は捕手を座らせ、振りかぶったり、セットを試すなど投球バランスを確かめた。

 東浜のフォームは、左足を地面から上げる際、グッと内側にひねる動作がある。一連の動きの中で1度止まるようにも見えるため「2段モーションって、高校でも大学でも言われました。大学3年春の審判会議では『ギリギリのライン』と注意を受けました」と明かした。

 プロでも早速、キャンプイン後に確認する考え。「審判に聞いてみようと思います。早い段階で分かった方がいい」。もちろん、ダメ出しされない限り、自分のフォームを貫く。シーズンになれば、他球団から指摘される可能性もあるが動じない。「微妙なフォームの動きのズレで打者のタイミングを外している。自分の中のリズムなので」。武器を簡単に失うつもりはない。【石橋隆雄】