元中日のアロンゾ・パウエル氏(48=パドレス打撃コーチ補佐)が30日、愛弟子の新外国人マット・クラーク内野手(26=パドレス3A)に太鼓判を押した。中部国際空港着の航空機で来日。今日31日に中日キャンプ地の沖縄に入り約1週間、新外国人のサポート役を務める同氏は「クラークはとにかく打点を挙げられる選手」と絶賛した。

 球団のクラーク獲得の決め手は同氏の推薦。「ここ3年くらいはずっと近くで見てきた。打率も3割近く打つ可能性がある」。6年在籍した中日で94年から3年連続首位打者に輝いた最強助っ人の言葉だけに重い。「彼はまだ26歳と若い。私が中日入りしたのも26歳だった」と、自身の大ブレークに重ね合わせた。

 98年には阪神でもプレーしたが約半年で退団した経緯もあり「タイガース」という言葉は苦笑いで受け流し「ドラゴンズ!」と中日愛を強調した。沖縄で良き先生となる。