佑ちゃんが弱気発言!?

 右肩を痛めている日本ハム斎藤佑樹投手(24)が、2軍キャンプ第1クールの最終日、実戦復帰について言及した。「メドは早くて夏場くらい…」。周囲が次々とブルペン投球でアピールする中、1人黙々と別メニューで調整している。本格投球のメドが立たず、精神的に追い込まれているのか-。真意は違った。「夏場までには1軍で活躍していたいということです」。もちろん、開幕までの回復も諦めない。

 この日は、ブルペンでネットスローを敢行。一から見直している投球フォームを確認するため、急きょ練習メニューを追加した。「自分がボールを投げる感覚を忘れないように」と、田之上2軍投手コーチとマンツーマンで約40分間、102球の熱投だった。キャンプ中の目標は「18メートルを投げることですね」。マウンドから捕手までの距離18・44メートル。約5メートル先のネットを出発点に、温暖な地で本格投球の再開を目指していく。