4番は新井の復活待ち!

 阪神和田豊監督(50)が5日、4番構想を明かした。理想を右の和製大砲とし、筆頭候補に右肩痛でリハビリ中の新井貴浩内野手(35)を挙げた。

 和田監督が4番筆頭候補に挙げた新井は、打撃復活に向け、1時間以上の特打に臨んだ。室内練習場にこもり、水谷打撃コーチが見つめる前で黙々とバットを振った。動画も撮影しながら、慎重にフォームをチェック。痛めた右肩のリハビリ中で別メニュー調整ではあるが、練習量は豊富だ。「多めに打とうということだけ。(コーチも)だいぶいい、と言ってくれた。継続してやっていく」。

 金武(きん)町球場ではキャッチボールやフリー打撃、ダッシュなどのメニューを消化。送球は40メートル程度で全力投球には遠いが、今後は状態を確認しながら距離を伸ばしていく。「力を入れてどうなってくるか。自分の体と相談しながら。やれることはできている」。新戦力に注目が集まっているが、新井は焦らずに復活ロードを歩む。