プロ2年目の楽天三好匠内野手(19)が、1軍で初安打を放った。13日、紅白戦に「8番遊撃」でスタメン出場。3回、第1打席の初球だった。戸村の真ん中低めの直球をとらえ、右越えの二塁打。前日12日の紅白戦では無安打だったが「練習の時から良かったので、練習通りに出来て良かった」と笑顔で振り返った。

 体つきが1軍クラスになってきた。174センチと小柄な方だが、2年目を迎えてチームメートから「体格が良くなった」と声をかけられることも多い。星野監督からも「ダルマみたい」と言われたという。それだけ、がっちりした体形になった証拠だが、「これから少し絞ろうかと思います」と苦笑いで話した。11日から1軍に昇格して3日経過し、「守備にしてもスピードが違いますね。毎日が勉強です。見て盗んでます」と充実した表情を見せた。

 守備に課題を残すものの、1軍での待望の安打に「大きいですね」と胸をなで下ろした。明日15日から、1軍は沖縄・金武町に移動する。三好も同行することが決まった。「最後まで(1軍に)残れるように頑張ります」。開幕1軍を目指し、突っ走る。【斎藤庸裕】