阪神が“200万ドルの助っ人”を狙う-。南信男球団社長(58)は25日、開幕後の新外国人投手の補強準備を明言した。

 「現場は欲しいやろうな。投手?

 先発とリリーフと両方できる方がいい。開幕は今の(外国人)4人で行けばいい。若手も頑張るでしょう。ただ、何かあった時にすぐに動けるように準備だけはしておく」

 実戦に突入し、福留、西岡、コンラッドの新戦力と若手が融合した打線が1試合平均7得点を超え、爆発している。ただ、心配なのは投手陣だ。筒井、渡辺らが負傷で離脱。チャンスが巡ってきた若手も期待に応えているとは言い難い。もちろん、今後、若手の台頭があれば話は別だが、優勝を狙うためには投手陣に不安があるのは確かだ。

 関係者によれば、新外国人投手獲得の予算は2億円程度だという。1ドル90円で計算すれば、220万ドルの助っ人を狙うことができる。メッセンジャー、スタンリッジを超える潜在能力を持つ現役メジャーを獲得できる可能性もある。現在、国際スカウトが渡米しており、開幕後には中村GMも渡米する予定。米大リーグの開幕ロースターから漏れそうな選手を対象に、調査を進めていく。