阪神和田豊監督(50)は29日の開幕戦当日、ヤクルトを飲んでから神宮入りする。26日、関係者から験担ぎの差し入れがあることが分かったが、指揮官はこれに対して「おう、飲むよ!」と宣言した。開幕ダッシュを狙うため打倒ヤクルトの決意で飲み干す。

 開幕メンバー28人の提出期限だったこの日、和田監督はスタンドから全体練習を見守る場面もあった。「全体を見て確認したかった。今日ロースター締め切りだから。これでいけるか。これでいこう。よし、これでいける!

 ということ」。藤浪、西岡、福留、コンラッドの新戦力、鳥谷、能見のWBC組、そして、4番を争う新井兄弟、切り札の桧山、関本…。改めて布陣を確認して、優勝へ気合を入れていた。