右肩痛で2軍調整中の日本ハム斎藤佑樹投手(24)に、5月にも本格投球再開の可能性が出てきた。16日、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷のブルペンで捕手を立たせたまま約50球を投げた。

 これまでマウンドを使った投球では、約10メートル先に置いたティー打撃用のネットに向かって投げていた。立った捕手を相手に投げる「立ち投げ」は、1週間前の9日から再開。「いい感じでした。6割くらいの力で投げました」と淡々と振り返った。

 右肩に負担のかからない投球フォームが固まりつつある。2月の春季キャンプから指導してきた中垣トレーニングコーチは「あと2週間、様子を見る」と説明。4月中は立ち投げを継続する。斎藤は「1歩ずつ前進してきたので(立ち投げは)大きなものではない」と冷静だが、完全復活へ着々と歩を進めている。