左手第5中手骨の亀裂骨折で戦線離脱中の日本ハム中田翔内野手(24)が8日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で行っていたリハビリ調整を一時打ち上げた。11日に札幌市内の病院で再検査を受ける予定。この日は午前中にランニングなど軽めのメニューで体を動かした。

 8月21日の楽天戦で左手甲に死球を受け、全治4週間と診断された。現在は左手に装具を付けており、下半身中心のトレーニングなどに限られているが、再検査で骨がくっつき始めるなど良好な経過が確認できれば、本格的な打撃練習が可能となる。

 同僚のアブレイユに並ばれたとはいえ、28本塁打は現在もリーグ最多。チームも苦戦が続いており、早期復帰が待たれている。「今できることを、やるしかない」と2軍施設でもどかしい日々を過ごしていた中田だが、打撃練習再開となれば1軍復帰は早そうだ。