<DeNA3-2ヤクルト>◇19日◇横浜

 ヤクルト小川淳司監督(56)が、今季の契約満了をもって辞任する意向を関係者に示していることが分かった。今季は館山、由規ら故障者が続出するなどして低迷。現在、51勝76敗2分けの最下位となっている。この日は5位DeNAに敗れてゲーム差は4に広がり、クライマックスシリーズ(CS)出場の可能性も早ければ22日に消滅する状況。成績不振の責任を取って、シーズン終了後の球団との話し合いで正式に申し入れるとみられる。

 小川監督はヘッドコーチ時代の10年5月に高田監督の辞任にともない監督代行に就任した。借金19を完済し、CS進出争いを演じて4位となった。その手腕が認められて、11年から2年契約を結んで監督に就任した。11年は2位、12年は3位と2年連続でCSに導いた。昨オフに1年契約を結び直して今季に臨んでいた。

 残り15試合について小川監督は最後まで戦い抜く覚悟という。衣笠球団社長は「すべてシーズンが終わってからのことになる」と話しており、来季については全日程終了後に総合的に見て判断する姿勢。10月上旬には小川監督と球団の話し合いが持たれる。