球界一の鉄道ファンと知られる日本ハム木佐貫洋投手(33)が、最上級のご褒美をゲットした。22日、札幌市営地下鉄の東豊線で運行中の栗山監督や選手の写真がラッピングされた「ファイターズ号」に、退団したホフパワーに代わって追加“乗車”することが球団から発表された。「『乗り鉄』としては、こんな名誉なことはないですね。ある意味、毎日地下鉄に乗れるわけですし」と、ニンマリだ。

 不穏な空気を察し、秘密裏に動いていた。大引が追加候補と知り、球団職員に「私しか、いないでしょ」と直訴。さらに大引本人の説得にも乗り出し、無事に願いをかなえた。26日には木佐貫立ち会いの下、車両にラッピングが施され、試乗予定。27日から運行開始だが、その前に今日23日は楽天戦に先発する。「気前よく行ければいいですね」と、10勝目を挙げてノリノリで夢の車両に乗車する。