千葉・鎌ケ谷で秋季練習を行う日本ハムに、思わぬ“敵”が現れた。数日前から風邪気味だった中田翔内野手(24)が21日、ついにダウンした。朝から顔も赤く「頭が痛い」と体調不良を訴えていたという。全体練習を欠席し、以前から予定されていたメディカルチェックを受けるため、時間を早めて東京都内の病院へ移動。精密検査の結果、8月下旬に痛めた左手の骨折箇所は完治したと診断されたが、手放しで大喜びとはいかなかった。
前日20日にも「こっちへ来て風邪をひいたみたい」と、鼻声で話していた。症状が悪化した要因について吉部トレーナーは「このクールから練習の強度が上がったので、そういうのもあるかもしれない」と指摘したが、問題は鎌ケ谷で流行中?
の風邪のほうだ。
寒暖差の激しい今年の10月。秋季練習が始まってから、これまでにも陽岱鋼や佐藤らが次々と風邪の症状を見せていた。「変なせきをしている選手が多い」と同トレーナー。幸い練習を休むまでに至ったのは中田だけだったが、早ければ今日22日には練習に復帰できる見通しだ。【中島宙恵】