巨人が来年2月の宮崎キャンプに、OBの松井秀喜氏(39=元ヤンキース)を臨時コーチとして招くことが決まった。関係者を通じて、松井氏から受諾する意思が伝えられたことが3日、分かった。松井氏が巨人のキャンプに参加するのは、巨人に在籍していた02年以来のことになる。

 昨年12月に現役引退を表明してから、巨人は松井氏にコーチ就任の要請を繰り返してきた。渡辺恒雄球団会長が、原監督の次の監督候補として挙げ、そのための準備として「コーチの立場から学んでほしい」と話すなど、強い関心を示し続けてきた。臨時という限定付きだが、その希望がかない、ようやく現場に迎えることができる。

 松井氏にどういった役割のコーチをしてもらうのかは未定だが、松井氏とのプレー経験がない若手にとっても、この上ない刺激になるはずで、さまざまな効果が望める。来季のスタートは、華々しいものになりそうだ。