ネーチャー入来の勢いが止まらない。DeNAの入来祐作1軍用具担当(41)が、鹿児島・奄美大島の“ウナギ大使”に任命される可能性が11日、急浮上した。奄美市観光課の関係者が「入来さんの大活躍で、奄美大島のほのぼのとした、いい話題を提供いただいています。ウナギ大使とか、キャンプ大使とかいいですね。前向きに検討したいと思ってます」と明かした。

 入来用具担当は、同市での秋季キャンプで精力的に仕事をするかたわら、球場近くの川で息抜きの魚捕りを楽しんできた。10日には体長約60センチのウナギを捕獲。この様子が話題となり、在京ラジオ局の番組に電話出演するまでになった。奄美大島は世界自然遺産の候補地となるなど豊かな自然が魅力。そのPRになっていることに加え、同関係者は「今は地元の子供も川でウナギやテナガエビが捕れることを知らない。その意味でも大変ありがたいんです」と自然で遊ぶ教育面での効果にも感謝した。

 そんな仰天プランはつゆ知らず、当の入来用具担当はキャンプ休日のこの日も、仕掛けチェックのため早朝から球場へ。見事2匹のウナギを捕獲したが、「糸が食いちぎられている仕掛けがあって…」と悔しがり、その足で頑丈な釣り糸購入に向かった。この貪欲さが、PR効果にもつながっている?【佐竹実】