ソフトバンクの新外国人バーバロ・カニザレス内野手(33=メキシカンリーグ・オアハカ)が16日、宮崎秋季キャンプで初のシートノックに入り一塁で軽快な守りを見せた。柔らかいグラブさばきで一、二塁間のゴロを捕球し送球も安定。「動きは普通に慣れていくと思います。外野は4、5年やっていないし一塁を守りたい」と一塁手への強い意欲を口にした。

 19日で秋季キャンプ参加は終了するが、宿題を持ち帰る。パ・リーグ各球団の主戦級約30人のDVDを受け取り、映像を見て日本的な配球を学ぶ。藤井打撃コーチは「見極めが出来れば日本で成功する。慣れようと一生懸命」と評価する。この日のフリー打撃では55スイングで12発。球団は元オリックス李大浩獲りに全力だが、キューバの大砲も負けてはいない。