中日荒木雅博内野手(36)が13日、二遊間を守る新外国人アンダーソン・エルナンデス内野手(31)を熱烈歓迎した。球界を代表する名手はナゴヤ球場で練習を終え「勉強させてもらわないといけないし、俺も頑張らないといけない」と謙虚にコメント。ライバル出現と言うよりもワクワク感が強いようで「ああいう日本人とは違う動きをする選手は好き」とウエルカムの口ぶりだ。

 エルナンデスは二遊間を守れる両打ちの巧打者タイプ。今季はメキシカンリーグでプレーし、66試合で打率2割9分5厘、11本塁打。米大リーグでもナショナルズなどで6年間プレーした経験がある。獲得に動いた森ヘッドコーチは「守備だけじゃなく足もあるし、打つ自信もあると本人も言っている」と証言し、ハングリー精神を併せ持つ男のようだ。

 荒木が外国人選手と二遊間コンビを組むとなれば、08年から2年間在籍したデラロサ以来となる。心配される言葉の問題も「スペイン語は話せないけど、野球は言葉の壁を越えるからね」と心配無用を強調。メジャー経験があるドミニカ選手は英語も堪能のはずで、コミュニケーション可能と断言した。2月の沖縄・北谷キャンプで「アラエル」コンビが始動する。【桝井聡】