ソフトバンクの新施設にマー君ロボット導入!?

 25日、ファーム本拠候補地を福岡県筑後市のJR筑後船小屋駅周辺に決めたと発表。16年からの運用を目指して協議を進めるが、球団の舘賢治取締役(63)は施設案について注目の発言をした。「孫オーナーがおっしゃるには、マー君のスタイル、杉内投手のスタイルのピッチングマシンなど、いろんなタイプがあれば科学的な練習ができるのではと。検討している」。孫オーナーが予告していた「世界に類を見ない、選手が効率よく練習できる最先端の施設」の一端が判明した。

 選手のバーチャル映像と対戦するバッティングセンターのマシンとは違う。すでに親会社は今夏、ロボット事業参入に向けた新会社を設立した。人工知能(AI)機能を備えたロボットの実用化を考えており、その技術を野球マシンにも反映すれば世界中の投手をリアルに再現できそうだ。

 今回、現在の雁の巣球場の老朽化に伴い、ファーム移転先を公募し、33の自治体から絞り込んだ。筑後市は駅前3分の利便性に加え、体育館やプールなどスポーツ施設が充実した筑後広域公園に隣接し、トレーニング環境に優れていた。今後は球場2面と室内練習場、寮など具体的な施設内容を煮詰めていく。