西武菊池雄星投手(22)が「お兄ちゃん」に変身する。今秋のドラフトで岸里亮佑外野手(18)が日本ハムに指名され、大谷を含め花巻東出身のプロ選手が3人に増加。けん引するリーダーとして期待されるが、自然な形での交流を願った。「大谷はいい子なんで、僕が誘ったら、ノーとは言えないでしょう。カズさん(石井一久氏)にも言われたんです。(後輩は)縛っちゃ、ダメだよって。ご飯とかは行くだろうし、友達のような感覚でいられたら」と笑った。

 そのポリシーは花巻市内で28日行われた、大谷との初の合同イベントでも実践された。トークショーでは司会の長島三奈さんに質問の答えは大谷からと懇願。「(大谷は)後輩ですし、僕が最初に言っちゃうと、言いにくいと思うんで」という理由からだった。東日本大震災以降、地元の岩手を中心に復興イベントに参加。東北への愛は常に胸の中にある。「岩手県だけだと少ないですし、(チーム内で)東北県人会とかできれば」と構想を描いた。【久保賢吾】