中日のドラフト1位鈴木翔太投手(18=聖隷クリストファー)が9日、会社の看板を背負ってプロの世界に飛び込んだ。この日、育成選手を含む、同期入団7選手とともに名古屋市にある「昇竜館」に入寮。ドラ1右腕が持ち込んだグラブには球界では見慣れない「SP」マークが入っていた。SPって?

 セキュリティーポリス?

 「中学の時から使っています。ミズノとかに比べると有名じゃないけど、これからも使って恩返ししたい」

 聞き慣れないブランドの名前は「シュアプレイ」。プロでも楽天武藤やヤクルト真田など数人しか使用していない。知人の紹介で使い始めたという鈴木翔は、プロでも使用することを決めた。グラブ、革手袋、スパイクはすべて「SP」。義理堅い18歳だ。

 同ブランドを展開する三共スポーツ(東京都)もウキウキだ。同社幹部は「ルックスも性格もいいですし、活躍してアピールしてほしいですね」と、爽やかなイケメンを同社の“顔”として期待した。【桝井聡】