<オープン戦:ソフトバンク1-4楽天>◇2日◇ヤフオクドーム

 楽天星野仙一監督(67)がソフトバンク戦後、審判団に先発メンバー交代に関する提言を行った。ビジターである楽天の打撃練習終了時(この日は試合開始50分前)、審判団に提出した予定先発メンバー表には「2番二塁」に藤田一也内野手(31)を記した。だが、その後、同内野手が下腹部に痛みを訴えた。楽天はソフトバンク側に事前通告の上、試合開始5分前に交換した最終先発メンバー表には、「2番二塁」に西田哲朗内野手(22)を記した。

 現行ルール上、藤田は、この試合に出場できなかった。星野監督は「打つだけや走るだけならできるかもしれない。1人、メンバーを持って行かれる」と、藤田が途中出場できなかった点に疑問を投げかけた。審判団にルール変更の検討を求めたところ、「持って帰って検討します」と言われたという。

 ◆打順表の交換と変更

 パ・リーグのアグリーメント第30条で決められている。ビジターの打撃練習終了時に打順表(予定)を審判員室に提出しなければならない。開始5分前に両チーム監督がホーム前で最終的な打順表を提出して確認するが、この間に予定の打順表に記載されていた選手が負傷、病気のために出場不能となった場合は新たな選手に変更できる。ただし、予定の打順表から外れた選手は、以後その試合には出場できない。