日本野球機構(NPB)は飛びやすくなっていた統一球を29日から一斉に規定に適合した球に切り替える。試合が開催されるセ、パ両リーグの6球場に、NPBの職員を派遣し、試合前に適合球が納入されるのを確認する。熊崎勝彦コミッショナーは28日、都内で「首尾よく準備は進んだ。万全の確認体制を取った」と話した。統一球は、NPBが9日に行った今季の第1回検査で反発係数の平均が規定の上限を上回っていることが判明した。製造元のミズノが製造工程を見直した上で、新たに球を生産。25日の納品前検査に合格したことで、現在使用している球を回収して、適合球に切り替えることが決まった。