日本ハムのドラフト1位、渡辺諒内野手(19)が右踵腓靱帯(しょうひじんたい)の断裂で長期離脱することが4月30日、分かった。27日イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)の1回に二盗に成功した際、右足のかかと付近を痛め、守備に就いた2回に途中交代していた。精密検査の結果、重症が判明した。ギプスで約2週間の患部固定が必要で、全治には約1カ月半を見込んでいる。

 高卒入団で即戦力ではないため、開幕は2軍スタート。「1番・遊撃」で固定起用する英才教育で育成され、2軍戦ながら開幕から全28試合に出場して打率2割9分2厘、チームトップ3本塁打など大器の片りんを見せていた。栗山監督ら1軍首脳陣、フロントも高く評価しており今季中の1軍昇格の可能性も視野に入れていた。渡辺にとっても、チームにとっても痛い小休止になりそうだ。