日本ハム大谷翔平投手(19)が、テレビCMデビューする。7月11日からの「WE

 LOVE

 HOKKAIDOシリーズ」(ソフトバンク3連戦、札幌ドーム)のキャラクターに起用されたことが8日、分かった。中田らとともに出演しており、今月末から放送される。北海道内限定だが、プロ2年目で初めて、19歳でのテレビCM出演は球団史上最年少だ。

 大谷が名実ともにチームの“顔”になった。「いっぱい(客に)来てもらえるように。僕らにとってもいいことですし、球団にとってもいいことなので」。球団史上最年少での出演だがまずは責任感を口にした。

 撮影は札幌ドームで行われた。同シリーズ限定のユニホームを着用し、セリフも無難にこなしたという。緊張感は「なかったです」。出来上がりは「まだ見ていないので分からない」と控えめだが、関係者によれば、自信作に仕上がったという。

 テレビ界では「先輩」にあたる栗山監督も喜んだ。「選手がそういうのにどんどん出て行くのはすごくいいこと。顔を覚えてもらうのは、野球を見やすくするという意味でいいことだし、それはオレがメディアにいたころからそう思っていた」。“3本目の刀”に、太鼓判を押した。

 前日7日までのソフトバンク3連戦では、2試合に代打で出場し、ともに三振に倒れた。この日は、福岡から陸路、神戸に移動。「(シーズンは)ここからなので、まずはしっかり貯金を作りたいですし、それが出来れば優勝争いもできるかなと思う」。グラウンド内外で球界を盛り上げる。