日本ハム大谷翔平投手(19)が交流戦期間中に、投手で先発時の二刀流起用を「下位打線」に限定されるプランが浮上した。13日西武戦でのプロ初完封から一夜明けた14日はオフで静養。次回登板は交流戦初戦の20日中日戦(札幌ドーム)を予定。今季からパ本拠地はDH制が排除されるため打席に立つが、投手負担に配慮した措置の検討に入った。今季は野手では打順3、5番の中軸に固定も、登板時は6番以下に配置される可能性がありそうだ。

 栗山監督ら首脳陣は交流戦で、投打でフルに活用できる運用法を試案。規定打席未到達ながら打率3割9分と魅力はあるが、1試合で投手と両面で臨む場合に中軸起用を見送ることもありそう。投手の重要な立ち上がり、イニング間の準備などへの悪影響の回避が狙いとみられる。野手として先発した14試合中12試合はDHだが、交流戦では外野手で中軸が理想の構想。栗山監督が「オレは勝負する」と宣言している交流戦。大谷がキーマンになりそうだ。