オリックス吉田一将投手(24)が、森脇浩司監督(53)から「愛の説教」を受けた。楽天戦に先発し、3点の援護をもらったが、2回にジョーンズに本塁打されるなど4失点で逆転された。結果的に降雨ノーゲームとなったが、試合後、捕手伊藤とともに監督室に呼ばれ“指導”を受けた。

 指揮官は「4番に対してちょっと攻め方が安易だった」と指摘。ジョーンズに3球直球を続け、豪快な1発を浴びた配球について、バッテリーに反省をうながした。「正しい反省をすれば大きな力になる。ムダにしてほしくない」。厳しい注文は期待の裏返しだ。

 吉田一も「本塁打されて流れが変わった。それを止められるようにしたい」と受け止めた。この日、交流戦の阪神2戦目(21日)の先発候補だった井川が出場選手登録を抹消された。吉田一は井川に代わる有力候補だが、14日の2軍戦で好投した、ルーキー東明らも候補となりそうだ。