<イースタン・リーグ:西武9-8日本ハム>◇29日◇西武第2

 2軍調整中の日本ハム斎藤佑樹(25)が再昇格をアピールできなかった。29日、イースタン・リーグ西武戦(西武第2)で先発。6回6安打6失点、2四球2暴投と乱調だった。「6点は取られすぎ…。今日の調子なら2、3点に抑えられた」。4回に崩れた。先頭の西武斉藤に右中間へ同点ソロを被弾。気持ちを立て直せず、この回一挙5失点と乱れた。

 周囲の評価も厳しい。加藤2軍投手コーチは「(直球で攻めず)カット(ボール)とかに頼りすぎ」と指摘。バッテリーを組んだのは経験も浅いルーキー石川亮。同コーチは「あいつが(配球を)組み立てないと」と苦言を呈した。次回登板は未定だが、2軍戦では北海道遠征となる6月7、8日のDeNA2連戦(室蘭、函館)以降が濃厚。6月6日に26歳となる佑ちゃんにとって“25歳ラスト登板”は物足りない内容に終わった。