<日本ハム2-3西武>◇15日◇旭川

 日本ハム中田翔内野手(25)が西武12回戦を、負傷している左膝の状態が思わしくないため大事をとって先発出場を見送られた。スタメンから外れるのは今季82試合目で初。6日ロッテ戦(QVC)で左膝付近に死球を受け、同戦とその後の6試合は万全ではない中で強行出場を続けたが、痛みが強く、内出血も残っているために、栗山監督ら首脳陣が協議して決断した。

 1点を追う9回2死から代打で出場。1発が出れば同点の場面で「大きいのを狙っていた」が右飛に倒れ、最後の打者になった。18日からはファン投票選出の球宴も控えている。欠場した場合に後半戦開始から10試合に出場できない規定がある。そのリスクを回避するためにも、この日を含めた前半戦の残り2試合を同様の措置で回復に努め、球宴とリーグ戦再開に備えたいとの狙いもあるようだ。