楽天田代富雄打撃コーチ(60)が今季限りで退団する意思を固めたことが18日、分かった。常々「コーチ業は1年1年が勝負」と話しており、慰留されても気持ちは変えないもよう。ここまでチームの総得点は12球団最下位に沈んでおり、Bクラスの要因となっている。星野監督とともに、責任を取ってユニホームを脱ぐ。

 同コーチは12年、まずは2軍打撃コーチに就任した。現在は1軍に定着している西田をはじめ、若手野手を鍛えた。育成手腕を買われ、昨季から1軍に配置転換された。ジョーンズやマギーら外国人選手を日本球界に適応させ、銀次、枡田、岡島ら伸び盛りの選手の力を引き出した。日本一に大きく貢献したが、マギーが退団した今季は中軸を固定することができなかった。