巨人は、国内FA権を行使したヤクルト相川亮二捕手(38)に対し、交渉解禁日となる13日にも話し合いの場を持つ意向を固めた。堅実なリード、打撃に加え、練習に取り組む真摯(しんし)な姿勢を含め、一貫して高く評価してきた。調査を重ねた結果、日本一奪回を目指す来季のチームに欠かせない戦力になると判断。速やかに動き、意欲と誠意を示す格好だ。

 相川は9日、神宮室内で練習を行った。友人の手を借り、本塁と二塁の塁間スロー、内野ノック、打撃練習まで約2時間、精力的に動いた。「1人だと、やれることが決まっちゃいますから。ストレッチにランニング、ネットスローに置きティーぐらいですからね。例年通りの練習ですよ」と話した。練習の虫は、例年のオフと変わらぬスタイル。平常心で正式な連絡を待っている。