楽天安部井寛チーム統括本部長(40)が予定していた渡米を取りやめ、オリックスからFA宣言した金子千尋投手(31)の交渉を優先させることが7日、分かった。

 米サンディエゴで開催されるMLBのウインターミーティング出席のため、当初は今日8日に出発する予定だった。「こちら(日本)で何か動きがあるかもしれないので、行っている場合じゃない」と説明した。球団は、右肘の手術にかかわらず金子を補強候補トップに位置づけている。具体的な交渉日程は未定だが、同本部長は「代理人とはコンタクトを取っています」と、いつでも交渉に乗り出す用意は出来ている。今季ヤンキースでプレーしたゼラス・ウィーラー内野手(27)と前広島キャム・ミコライオ投手(30)を獲得した。さらに、自由契約にしたジョーンズに代わる大砲を探しているが、金子の獲得を最優先に動く。