広島黒田博樹投手(39)の日本球界復帰登板が本拠地開幕戦カードとなる可能性が高まった。7日、マツダスタジアムを訪れた畝投手コーチは「まずはマツダで投げさせたい。スタートが大事」と8年ぶりの復帰登板に配慮する考えを明かした。

 この日、朝早く黒田からの電話で、調整法や公式球の違いなどについて話をした。米国では中4日での登板が多かったが「早い時期から無理をさせるつもりはない」と畝コーチ。中5日、中6日間隔での登板を基本線とし、日本球界への再適応を最優先に考える。

 前田とともに候補に挙がる開幕投手を後輩に譲っても、同じ開幕カードでの先発も考えられる。登板間隔を調整することで、2カード目以降から両右腕を異なるカードに分けて先発させることができる。

 13年ぶりの本拠地開幕となるヤクルト3連戦で黒田、前田のダブルエースがともに先発する可能性は十分にある。