巨人大竹寛投手(31)が、8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹投手(39)との対決を熱望した。

 17日、愛知・豊橋市内の愛知大グラウンドで自主トレを公開。「僕はジャイアンツの一員として、日本一奪還を目指して力になることを考えて投げている。相手が黒田さんでも、負けるわけにはいかない」と闘志を燃やした。09年に黒田と勝ち星で勝負し、勝利したことからフランクミュラーの時計をもらった。今でも大切に使っているが、マウンドに上がれば思い出は封印。「胸を借りるけど、勝負なんで勝ちます」と引き締めた。

 今季からはフォークを決め球にする。チェンジアップを覚えたことで、08年から封印していたが、投球の幅を広げるために使う。黒田が最低限の目標として2桁勝利を掲げているが、「僕も絶対2桁勝ちたい。去年は決め球が甘く入ることがあったが、しっかり結果を出したい」と意気込んだ。