痛っ!

 昨季チーム2位タイの8勝(8敗)を挙げ、さらなる飛躍が期待される日本ハム上沢直之投手(20)が、予期せぬアクシデントに見舞われた。28日、沖縄・名護で行われている先乗り合同自主トレを「虫刺され」で休んだ。右下肢に腫れと炎症があり、名護市内の病院で安静を命じられてホテルで静養に努めた。

 合同自主トレが休日だった前日27日、外出中に右すねに痛みが走った。一夜明けたこの日の朝、腫れは右足股関節のあたりまで広がっていたという。“犯人”は特定できていないが、診察した医師によれば「ブヨ」か「ヌカカ」だとみられる。ともに人を刺して吸血し、その際に毒素が注入される虫。通常は2、3日で症状は治まるが、「他の菌が入り込むと1~2週間かかることもある」(井畑トレーナー)といい、そうなればトレーニングにも影響が出そうだ。

 上沢は合同自主トレ初日の24日から3日連続でブルペン入り。2月1日のキャンプインに向けて精力的に投球練習を続けてきたが、体長1センチにも満たない思わぬ敵に、調整を狂わされることになった。【本間翼】