広島は1日、宮崎・日南の天福球場でキャンプをスタートした。

 新助っ人ヘスス・グスマン内野手(30=アストロズ)が、ランチ特打を行った。49スイング中、柵越えこそなかったが、小さいテークバックから鋭いスイングで広角にライナー性の打球を打ち分けた。大砲タイプではなく、確実性を重視した中距離打者タイプ。ベールを脱いだ助っ人に、中日善村スコアラーは「うちのルナに似ている。フォロースイングがそっくり。振り回してくるバッターも怖いけど、ある程度率を残してパンチ力のあるバッターの方が怖い」と、2年連続で打率3割を記録する男に例え、警戒を強めた。

 初めてプレーを見た緒方孝市監督(46)は「カントリー(来日3年目のエルドレッド)と一緒に行動することで、日本の野球を感じ取って欲しい。慣れることが一番」と、今後に期待を寄せた。