阪神が新外国人選手として160キロ右腕の入団テストを行ったことが7日、分かった。球団幹部が「テストはやった。とてつもない投手がいるらしい。160キロ近く出てると聞いた」と明かした。詳細は明かされていないが、この日までにドミニカ共和国でアンディー・シーツ駐米スカウトらが立ち会い、ブレーブス傘下3Aのファン・ホセ・ハイメ投手(27)ら数選手のテストを行ったとみられる。

 ドミニカ共和国出身のハイメは昨季、メジャー16試合に登板。12回1/3を投げて、18奪三振、四死球9、防御率5・84という成績だった。制球難だが160キロ近い剛速球が武器で荒削りの魅力があるという。

 阪神は2月末にも、カブス傘下マイナーでプレーした経験があり、WBC台湾代表にも選ばれた王躍霖投手(24)を2軍安芸キャンプでテストする方針。中村GMも立ち会うテストの結果次第で、ドミニカ共和国でテストした選手との契約を検討する。いずれも育成契約を結ぶ方針だが、交渉次第で支配下登録となる可能性もあるという。