<オープン戦:大学日本代表2-5イースタン混成>◇27日◇内海・島岡ボールパーク

 日米大学野球選手権を控える大学日本代表は27日、東京・府中市でイースタン・リーグ混成チームと練習試合で対戦した。8回に5番手で登板した東海大・菅野智之投手(4年=東海大相模)は、2回1失点で2三振を奪った。広島が1位で狙う明大・野村祐輔投手(4年=広陵)は2回無失点。ロッテ1位候補の東洋大・藤岡貴裕投手(4年=桐生一)は先発し2回2失点。大学ビッグ3が、近い将来の好敵手らと「前哨戦」を繰り広げた。

 広島が今秋ドラフト1位指名を表明している明大・野村が、2回無失点と好投した。3回に2番手で登板すると、いきなり連打されたが、後続を得意の横の変化球で遊飛と投併殺に打ち取った。初めて使用したプロ統一球にも対応。最速141キロ止まりだったが、ビッグ3の中でただ1人無失点に抑える勝負強さを見せた。「プロは甘い球を見逃さないところはすごいが、コースに投げれば何とかなると思った」と、米国戦を前に自信をつかんでいた。