全日本野球会議技術指導委員会が主催する野球指導者講習会が20日、千葉・幕張メッセで始まった。約300人の指導者が参加し、元西武投手の工藤公康氏(48=野球評論家)らが講演。工藤氏は長年の現役生活と野球教室の指導経験から、「肩や肘の障害は大人になっても必ず残る。子どもたちがどう障害を防ぐかのマニュアルを作らないといけない」と熱弁を振るった。昨年12月には、決定的だったDeNA初代監督就任が破談。独自の指導法を熱心に聞き入った参加者から「やっぱりベイスターズの監督やってほしかったです」と言われ、舌を出して苦笑する場面もあった。終了後には「いつかどこかの監督をやるなら、そんなのもいいかなってことですよ」とぼかすにとどめた。