<東京6大学野球新人戦>◇5日◇決勝、3位決定戦◇神宮

 明大が12-1と猛打で法大を圧倒し、3季連続35回目の優勝をつかんだ。3回に長短6安打を集中して7得点。3番・萩原英之外野手(1年=九州学院)は満塁の走者を一掃する三塁打を放ち、勝負を一方的にした。明大はリーグ戦に続く「兄弟優勝」。法大はリーグ戦に続く2位となった。3位決定戦は立大が2-1で東大に辛勝した。

 萩原が勝負を一方的にする三塁打を放った。3回に4点を奪い、なおも続いた満塁で右中間を破った。「来た球に体が反応した。調子はずっといいんです」と笑顔を見せた。高校通算30本。甲子園に3度出場し10年夏には「1年生の4番」と騒がれた。そんな萩原の神宮デビューがこの新人戦になった。「昨日は緊張してしまって。守りも打撃も、もっと確実性を増やさないと」。リーグ戦出場への課題を挙げていた。