仙台6大学から日の丸戦士が誕生した。7月にオランダで開催される国際大会「ハーレムベースボールウイーク」に出場する大学野球日本代表24人が22日発表され、東北福祉大・千葉義浩捕手(4年=東陵)が初選出された。

 東北福祉大の千葉が2人の捕手枠に入った。仙台6大学の捕手では04年の東北福祉大・井野卓(巨人)以来10年ぶり。もう1人は前年度も代表を経験した明大・坂本誠志郎(3年=履正社)と強敵だが「レギュラーを目指して、当たり前のプレーを当たり前にできるようにしたい」と意気込んだ。捕手の候補が6人だけだったため、3日間行われた紅白戦で毎日マスクを被り、7投手のボールを受けた。「特に亜大の山崎がすごかった。球の質が違うし、考えて投げている」。また「1球に対する執着心がすごかった」と候補選手の守備の意識に心を動かされた様子だった。

 ◆千葉義浩(ちば・よしひろ)1992年(平4)8月2日、宮城県気仙沼市生まれ。馬籠小1年で野球を始め、投手兼捕手。津谷中では2年秋に捕手で県選抜入り。東陵高では1年秋に中堅手でレギュラーになり、2年秋から捕手。東北福祉大では2年秋からベンチ入り。今春からレギュラー。173センチ、73キロ。右投げ右打ち。家族は両親、兄、姉。血液型B。