仙台大(仙台6大学野球)の最速152キロのプロ注目右腕・熊原健人(3年)が8日、約40球のブルペン投球で、ドラフト・イヤーのスタートを切った。新年のチーム始動日に、捕手を座らせて約1カ月ぶりの本格的な投げ込み。広島と中日のスカウトもあいさつに訪れる中、フォームを確認しながら投げ込んだ。

 元日は、父親が神主を務める深山神社(宮城・角田市)に初詣。必勝祈願を兼ねて、今年1年の活躍を誓った。リーグ優勝した昨春は全日本大学選手権に初出場初勝利。大学日本代表で国際舞台も経験して一躍、ドラフト有力候補に浮上した。

 年末年始の自主練習から縄跳びを取り入れ、二重跳び50回×5~10セットや、ハヤブサ(二重あや跳び)20~30回×5セットをこなし、体幹とバランス強化を図っている。まずは昨年MVP獲得の春季リーグ連覇。熊原は「去年以上に飛躍の年にしたい」と大学生活の集大成を誓った。【佐々木雄高】