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グライシンガー日米争奪戦ぼっ発
ヤクルトと残留交渉をしていたセス・グライシンガー投手(32)の争奪戦にメジャーの球団が参入してきたことが2日、分かった。獲得条件も日々高騰し、最終的には2年10億円まで到達する可能性もある。巨人、阪神なども興味を示すセ・リーグ最多勝右腕だが、とんでもないマネーゲームになりそうだ。
いくらあれば交渉がまとまるのか? グライシンガーの争奪戦がヒートアップしてきた。この日、代理人と残留交渉を続けていたヤクルト編成部の奥村政之国際担当課長が米国・シカゴから帰国。「メジャーの球団から、彼との交渉はどうなっているのか? と問い合わせがあった」と、ついにメジャーの球団がグライシンガー獲得に乗り出してきたことを明かした。
日本からは巨人、阪神、ソフトバンクが獲得に興味を示しているが、メジャーの参戦によって評価額の高騰は必至だ。米球界関係者は、今季の年俸4600万円の10倍以上の2年10億円をめぐる攻防にまでなるとみている。この日、奥村課長は「3日に社長に報告して、交渉を続けるか、断念するか決めます」とヤクルトとしての態度は保留した。だが、提示額は2年総額5億円程度とみられ、球団としても必要以上のマネーゲームにつきあうつもりはなく、近日中に断念することになりそうだ。
タイガース、ツインズ、ブレーブスと渡り歩いたメジャーでは通算10勝16敗と、ほとんど実績がない。今季、日本で16勝8敗、防御率2・84の数字を残し、米国の雑誌などにも掲載されており、メジャー球団も興味を持つに至ったが、ここまでのマネーゲームは通常なら考えにくい。評判の良くない代理人が年俸つり上げのために工作しているとも考えられる。2年10億円は、日本の球団にとってはリスクが高い。すべての球団に撤退する可能性も含めて、ハードルが上げられた今後の交渉が注目される。(金額は推定)
[2007年12月3日8時53分 紙面から]
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