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尚成08年目標は“自分超え”

重い負荷のエキスパンダーを、絶叫しながら伸ばしきってみせた高橋尚(撮影・栗山尚久)
重い負荷のエキスパンダーを、絶叫しながら伸ばしきってみせた高橋尚(撮影・栗山尚久)

 巨人高橋尚成投手(32)が“自分超え”を08年の目標に掲げた。昨季のセ・最優秀防御率左腕は5日、社会人時代を過ごした横浜市の東芝総合グラウンドで始動した。開幕から全力で飛ばして自己ベストの成績を残した07年の勝利数14、防御率2・75、投球回186回2/3の更新を誓った。巨人で文句なしの結果を残し、予選で惜しくもかなわなかった北京五輪本番での登板を果たす構えだ。

 ヒサノリ節がいきなり全開だ。五輪代表候補に選ばれ、昨年12月は丸々休養。心身をリセットし初投げを終えると、こう誓った。「この1カ月が大きかった。やってやろう、という気になった。目標は高く設定してちょうどいい。勝ち星、防御率、投球回。すべて超える」。ライバルを07年の自分に設定した。

 「ハードルが高い」のは自覚している。昨季成績は防御率がリーグ1位、勝利数は2位、投球回数は3位。内海、グライシンガーと三つどもえで、激しくタイトルを争った。昨季を上回れば投手3冠も十分狙える。「開幕投手に自分の気持ちは向かっていない。上原、内海、グライシンガー。恐れ多くて。競争に勝って日本一奪回に貢献する」。無欲の結果…、でタイトル総ナメをもくろんでいる。

 開幕からレッドゾーンに入れる。07年、開幕ローテに滑り込むと5戦5勝。左腕として球団史上初のロケットスタートを決め、チームを勢いに乗せた。「最初からガンガンいく。スタートダッシュはチームにも自分にも大事だから」。7日は格闘家・吉田秀彦らと合同トレ。9日に内海、金刃、真田とグアムに渡り自主トレ。体をいじめ抜く。

 スタートダッシュに人一倍こだわる理由がある。北京五輪本番で、日の丸を背負い投げる野望がある。昨年12月の予選直前。台湾まで渡りメンバー漏れし、決戦の地に立てなかった。「最初は『何でだよ』と思ったけど、飛行機の中で整理して。今は感謝しています。納得のいく成績を残して、星野監督に選んでもらうよう頑張るだけ。8月にピーク、なんて考えない。一気にいってやる」と強調した。ガムシャラに腕を振り、闘将をうならせる。その先に、リベンジの大舞台が待っている。【宮下敬至】

[2008年1月6日9時13分 紙面から]

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