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中田2戦連続マルチ安打/練習試合

7回表2死二、三塁、中越え適時三塁打を放つ中田。投手筒井(撮影・田崎高広)
7回表2死二、三塁、中越え適時三塁打を放つ中田。投手筒井(撮影・田崎高広)

<練習試合:阪神2-5日本ハム>◇16日◇宜野座

 日本ハム高校生ドラフト1巡目の中田翔内野手(18)が16日、阪神との練習試合で2安打を放った。「3番一塁」で出場。10日の試合で場外本塁打を浴びせた阪神の左腕筒井から、この日は7回に2点適時三塁打の返り討ちだ。14日の紅白戦に続き2戦連続マルチ安打。ここまで5試合で本塁打1本、三塁打2本と、長打率は驚異の7割6厘。左投手相手に8打数4安打と、キラーぶりを発揮している。

 怪物が急成長を遂げている。2戦連続の三塁打が、進化の証しだった。7回2死二、三塁の第4打席。前回対戦で本塁打を放っている筒井の136キロ直球を、差し込まれながらも右中間まではじき返した。「変化球を待っていたけど、真っすぐがきた。なぜだかわからないけど勝手に手が出ました」。カウント2-1と追い込まれ、プロ入り後初めて変化球を待った。完全に裏をかかれたが、ルーキー離れしたヘッドスピードの速さで対応した。

 今キャンプ中「変化球は狙っても打てない」と直球待ちのスタンスを貫いてきた。3回には、昨季中継ぎとして50試合に登板した江草の直球を痛烈なライナーで中前打してみせた。

 中島打撃コーチは「たいしたものだ。対応力がある」。梨田監督も「うまくタイミングを取っている。少し詰まり気味でも力で押し込んだね」と評価した。

 2戦連続の三塁打で長打率は驚異の7割6厘。3回にはスレッジの三塁打で一塁から長駆ホームインするなど「走れるデブ」もあらためてアピールした。ファーストとサードの守備も無難にこなした。

 レギュラーどりへ追い風も吹いている。この日の江草&筒井打ちで、対左投手は8打数4安打の5割。「(左投手だからと)特別に何か心掛けているわけじゃないです。高校のときは左が苦手だった」と首をかしげるが、日本ハムは昨季、対左投手のチーム打率が2割4分5厘で12球団ワースト。連覇チームが抱えるウイークポイントを補う期待を抱かせている。

 「打席での雰囲気はそれなりのものを持っている。バッテリーも何かを感じるだろうね」と梨田監督。ここぞの集中力は天下一品だ。成長ぶりは、中田自身も「徐々にいろいろなことを考えられるようになってきました」と成長を実感している様子だ。【本間翼】

[2008年2月17日9時6分 紙面から]

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