<神宮大会:早大2-1東海大>◇最終日◇18日◇大学の部決勝◇神宮

 早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)は1点リードの9回に登板。最速148キロのストレート、鋭いスライダーで2三振を奪い3者凡退に仕留め、優勝投手となった。

 優勝の瞬間、ガッツポーズを見せると、応援団へのあいさつ時には号泣した。

 「やりました。高校時代もそうでしたが本当に自分は幸せ者だと思います。9回は大石のはずなんですけど、監督が『最後に斎藤にマウンドにいてほしい』と言ってくださって。みんなの思いを背負って投げました」と話した。

 最後はマイクを持ってあいさつ。

 「リーダーシップのないどうしようもないキャプテンでしたが部員全員が背中を押してくれました。これで卒業しますが大学を、早大を選んで良かったと思います。アマチュア野球は野球の原点。これからはエンターテインメントできるように頑張ります」。