ソフトバンク5位指名を受けた祐誠の坂田将人投手(17)が8日、福岡・久留米市の同校で永山スカウト部長、福山スカウトの指名あいさつを受けた。小さいころから大好きだったソフトバンクの帽子をかぶった坂田は「大事な試合で『任せた』と言われるよう、柱と言われる投手になりたい」と決意を話した。

 体重は夏から4キロ増えたとはいえまだ66キロ。育成指名をのぞく今年のドラフト指名選手の中で最軽量となる“ストロー級”左腕だ。現在は体幹トレーニングと夜食で体重増加をはかる。「目標は75キロ。体を作って球速140キロを超えたい」。細腕を返上して目指すのはエース杉内俊哉投手(30)だ。

 最速は138キロながら、タテの変化球を武器に三振を取るスタイルは杉内を思わせる。「同じ左投手だしリリースポイントとか投げるタイミングを参考にしていました」。ドラフト前からすでに「師」とあおいでいた杉内と来季からは同じユニホームでプレーする。「直接聞くことはまだできないと思うけど、練習メニューとかたくさん学びたいことがあります」とひそかに弟子入りを狙っている。【前田泰子】