日本ハムにドラフト1位指名された早大・斎藤佑樹投手(4年)が、意外な悩みを吐露した。プロへの本格始動から一夜明けた22日は、東京・東伏見の同大グラウンドで走り込みや筋力トレーニングと、1人での練習に終始。「ブルペンには入りたいですが…。相手がいないんです」と表情を曇らせた。

 現在、部員は授業出席を優先。練習は各自に委ねられている。卒論を残すだけの斎藤だが、捕手陣とは時間が合わず、また新チームで始動する後輩への配慮から投球練習を行えていない。27日からは3年生以下の全体練習が開始される予定だが「出ないようにしたい」と配慮を示した。今日23日は関東大学ラグビー対抗戦の優勝を占う早慶戦もある。「行きたいけど…頑張ってほしい」とスタンド応援を避ける模様。日本一有名な大学生は、孤高の自主トレを続ける。