日本ハムは7日、ドラフト1位指名した花巻東・大谷翔平投手(18)との交渉結果に関する記者会見を9日に岩手・奥州市内のホテルで行うと発表した。席上、大谷は日本ハム入団の意思を表明する見込み。会見には、栗山監督や山田GMも同席する。前日6日に大谷の父徹さん(50)から「9日に決断の表明をします」と大渕スカウトディレクターに連絡が入った。

 この日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設を訪れた山田GMは「メジャーへ行きたいということでも、大谷君本人の口から言うことになっているので」としながらも「とても長く感じた。仮契約?

 そんな先のことは考えていない」と時折笑顔を交えながら、これまでの交渉を振り返った。ドラフトで指名した直後は、メジャー志向が強く、入団の可能性について大谷は「ゼロ」と言い切っていた。だが、その後に交渉で少しずつ心を揺り動かしてきた。“日本ハム大谷”誕生へ。悩み抜いた末に下した結論を、いよいよ本人が表明する。