<運命の日を待つ(上):大学生編>◆江越大賀外野手(長崎海星-駒大)

 ある選手が「江越さんのユニホームがいつも一番汚れています」と言っていた。1年春、リーグ初安打がバックスクリーン直撃弾。50メートルは5秒8で、まさに走攻守そろった「華」のある選手だが、プレースタイルは泥臭い。4番に座るラストシーズンも変わらず、一塁にヘッドスライディングする姿をよく見る。背中で語るプレースタイルにグッとくる。【和田美保】